パピー・夢農園 ブルーベリー栽培の紹介

12月24日
(最低気温-0.1℃、最高気温4.2℃)
 ブルーベリー畑のほうは、チップ畝の株間へ落ち葉をすき込む作業を終え、剪定の準備に入るところです。今年は早めに剪定作業に着手したいと思います。

 

 クリスマスイブです。昼の暴風は収まり、静かな夜となりました。
昨日届いた、Berry's Lifeのウサギさん手作りの焼き菓子がテーブルを可愛いらしく飾っています。
少しだけいただいて、あとは今週末あたりから各々帰省してくる子供たちと一緒に食べたいと思います。
 

 

 

 

11月30日
(最低気温-1℃、最高気温7℃)
 狂い咲きと言われますが、今年はスパルタンとハナンズチョイスのみ少し咲いてしまいました。結実したのはスパルタン。実は既にぷよぷよと柔らかくなり美味しくないですが、この少し前に熟した実は意外に美味しかったです。ブルーベリーの皆さま方、どうか健やかにお眠りください。

 

 

 

11月27日
(最低気温0℃、最高気温10℃)

 カミさんの実家(岩手県花巻市)のりんご園で「ふじ」の収穫の手伝いに行ってきました。今年は摘果、葉摘み・玉回しをやらせて頂いたのですが、ブルーベリー以外の作業でもいろいろ勉強になります。自然受粉に任せていますが、株間に背丈ほども無い受粉樹が植えてあります。りんご農家は高所作業と重労働のため八十過ぎの両親にはきつい仕事です。少しでも手伝うことができればと思っています。

 

 

 

11月26日
(最低気温1℃、最高気温8℃)

 ブルーベリー畑にすき込む落ち葉を集めるために裏山(籠峰山)へ上りました。目の前には、12月に本格稼働となる風力発電設所の巨大風車がそびえ立っています。直径100m程の風車が尾根沿いに6基設置してありますので遠くからも確認できます。この山はイヌワシの生息地であります。風力発電所の建設を契機に、イヌワシが生息しやすい環境づくりを目指そうとする団体も設立されたそうです。
 ブレードに鳥が激突する事故が起きないか心配です。当園の周りでは年間を通じて猛禽一家が活動しており、巣立ちの頃からの子育ての様子なども伺うことができます。また、ハクチョウなどの渡り鳥のルートでもあり、レース鳩の集団を見ることもあります。ブレードについている丸い印は鳥への注意喚起だと思いますが効果に期待しましょう。

 

 

 

 

 

11月10日
(最低気温6℃、最高気温14℃)

 蜜源として植えていた蕎麦を収穫しました。蕎麦の花はミツバチ達のお気に入りみたいですから、種を取って来年も播種しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時期、周辺にはセイタカアワダチソウが凄い勢いで増えています。要注意外来生物に指定されている植物ですが、ミツバチ達にとってはこの時期の貴重な蜜源。黄色い花粉をいっぱい抱えて帰ってきます。写真は、山を整地して放っておいたところにセイタカアワダチソウが群生した場所で撮ったもの。昨年の秋にセイタカアワダチソウを刈り取り、今年の春に蜜源としてヘアリーベッチと白クローバのタネを蒔いたのですが、セイタカアワダチソウのアレロパシーが強いだけあってクローバはあまり成長せず、セイタカアワダチソウは一面に黄色い花を咲かせてミツバチ達を寄せていました。ミツバチ達に元気に冬を越してもらうためにはこれでよかったのかな・・・

 

 

 

 

 

 

 ブルーベリー畑では紅葉が進んできました。例年よりカイガラムシが目につきます。というか、カメムシ、カミキリムシ、コガネムシ、ショウジョウバエとあらゆる害虫が多い年のように感じます。
害虫の温床となったサクランボとイチジクの樹を移植したので、紅葉したブルーベリーの様子と見ているだけで期待感がこみ上げてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月24日
(最低気温18.2℃、最高気温25.9℃)
 沖の畑で蕎麦の花が満開となりました。ニホンミツバチの蜜源用として、1ヶ月前に種を蒔いたものです。
 季節ごとに様々な蜜源植物を咲かせたいと思います。
 

 

 今年は採蜜を行わないので、ニホンミツバチ達は強い群を維持できているような気がします。これからアカリンダニの増殖に気を付けなければなりません。とりあえずメントールクリスタルで防御しております。
 

 

 

 

9月15日
(最低気温21℃、最高気温25℃)
害虫が多く発生した今季の振り返りと反省

 

<サクランボ>
 自家消費として植えているサクランボは人工授粉が上手くいき、結実はこれまでになく良い状態でした。が・・カメムシの襲来が著しく、人力で除去しても不規則に繰り返し襲来するので間に合うはずもありません。その後、傷付いた果実や奇形果、腐熟果にはオウトウショウジョウバエなどの害虫が活性化するといった悪循環に突入しました。
 地植えの佐藤錦、紅秀峰は奇形果や腐熟・落果によりほぼ全滅でした。一方、大型ポット植えの樹については監視の目が行き届きやすいため2L〜3Lサイズの果実を6割程度収穫することができました。

 

<イチジク>
 直売所へ出品する予定のイチジクですが、カミキリムシ(幼虫)の食害が酷く樹が次々に枯れてしまいました。
 毎日のように人力で捕殺しても既に産卵は進んでいたわけで、実が大きくなりだした頃には樹全体が枯れこむ事態となってしまいました。在来種「ブルンスウィック」は1割程度を残すのみ。今季の出荷については見合わせとしました。捕殺の手から逃げたカミキリは、一目散に隣のブルーベリー畑に飛んで行きます。あぁ〜嫌な予感が・・・

 

<ブルーベリー>
 早生種は順調にスタートしたものの中生種が熟す頃には、オウトウショウジョウバエの被害がピークを迎え、多くの果実を廃棄処分としました。被害は梅雨明け頃には落ち着き、そこから先は晩生種の出番です。ハイブッシュ系晩生種は「ネルソン」「ブリジッタ」「レイトブルー」「リバティ」「オーロラ」と8月中旬まで続きますので、ここを充実させたいと考えているところです。
 枝枯れが例年以上に多く発生しておりその都度剪除してきました。枝枯れの原因として考えられる事は、水切れによるものや、シンクイムシ等の食害によるもの、そして糸状菌による枝枯れ病が考えられます。枝枯れ病の場合は剪除した枝を放置せず燃えるゴミとして処分しています。枝枯れが多発すると主茎の世代交代がうまく出来なくなってしまいます。

 

 
 ↑中心部の茶色い食害痕らしきものが茎下に向かって続いており、シンクイムシ等の被害が考えられます。他方、断面右側を主体に周囲が褐色に変色しており、糸状菌による枝枯れ病が考えられます。断面の状態を確認しつつ正常断面の箇所まで切り分けていき最終的には地際付近で剪除しました。

 

<反省>
 サクランボのカメムシ被害から始まった害虫の悪循環。腐熟果・落果に集まったオウトウショウジョウバエが、次のターゲットとして隣のブルーベリーに移ってくるのは当然のことでした。サクランボの成熟段階で、オウトウショウジョウバエを増やさない対策をすれば、ブルーベリーへの影響は緩和されるのではないかと考えられます。改善策として、ブルーベリーと他の果樹の隣接関係をできるだけ解消しようと考えております。
 来年の事になりますが、サクランボのオウトウショウジョウバエ対策として結実の抑制あるいは、登録農薬の散布を考えなければならないと考えております。
 また、ブルーベリーに隣接してのイチジク栽培については、カミキリムシの食害リスクを考えると、この機会に栽培場所を変更したほうがよさそうです。

 

 

 

8月28日
(最低気温21℃、最高気温23.6℃)
 久々の書き込みです。
 ニホンジカの被害が当地域でも報じられておりましたが、自宅周辺の畑では特に被害が発生していなかったので、四つ足対策はブルーベリー畑にハクビシン対策として防獣ネットを設置してあるだけで、それ以外は無対策でした。
 昨晩から降り続いた雨が止んだ本日午後、自宅裏の梅畑に行って見てびっくり仰天。今年植えた幼木2本を丸ごと、4年目の若木3本を半分ほどがニホンジカにやられてしまいました。梅の木はこれまで大丈夫だったからと根拠もなく安心しきっておりましたが、周囲の雑木や筍における食害痕は何度も確認していたので、梅畑に来襲されるのは予測できたこと。あまかった!

 

 

取り急ぎ、此処が餌場として認識されては困るので、梅畑の周囲に仮のネットを設置しました。品種をいろいろ吟味してやってきたので、これを機に防獣ネットをきちんと整備しようと思います。

 

 

 

7月3日
(最低気温18.0℃、最高気温26.0℃)
 雨天や梅雨寒の日が多かったのですが、北部ハイブッシュ系ブルーベリー逹は順調に生育しています。
 落果は例年より少ないと思いますが、風雨による落果はそれなりに発生しますので、落ちた実を小まめに拾い集める必要があります。これを放置してしまうとハエやマメコガネ、スズメバチなどが集まるようになります。味を覚えた害虫逹は樹上の健康な実までも次々に食害して悪循環を繰り返すようになってしまいます。
 北部ハイブッシュ系の早生品種「スパルタン」「エチョータ」「ハンナズチョイス」「パトリオット」などが本格的に熟してきました。ハイブッシュ系品種では完熟した後に味が抜ける品種が多いので収穫のタイミングを逸することのないように次々に収穫する必要があります。そのような中で「ブリジッタ」や「ノーマン」などは樹上で放置しておいても美味しさを維持してくれるので重宝します。それぞれの品種が持つ特徴をよく理解してあげれば可愛さも増します。
 ↓スパルタン
 

 

 ↓エチョータ
 

 

 ↓ハンナズチョイス
 

 

 

 

6月29日
 (最低気温15.5℃、最高気温18.5℃・・18:00時点)
 本日よりブルーベリーの販売を開始しました。出品先は昨年同様「いしのまき元気いちば」さんと「Harappa」さんです。

 

 4月に入ってからの真冬のような寒さと降雪による影響と思われますが、南部ハイブッシュ系では花芽が凍害に遭ったり結実不良が顕著となりました。北部ハイブッシュ系については今のところ順調に生育しております。例年と比べ雨の量がだいぶ多いので実割れなどの影響がでないか心配です。

 

 ブルーベリー畑の住人
 

 

 

 

■6月16日
 (最低気温15.2℃、最高気温19.7℃)
 昨日から降り続いた雨は朝方に豪雨となり大雨・洪水警報も発令されましたが、間もなく解除となりました。ブルーベリーは落果被害も無く、少しずつ色付き始めております。このまま順調に成熟してくれれば今月末には出品できそうな感じです。
 ↓(左:ハナンズチョイス、右:スパルタン) 

 

 

 

■6月6日
 (最低気温14℃、最高気温24℃)
 注文していた木材チップがようやく納入されました。本格的な暑さを迎える前に追加することができ一安心です。
 夏季の高温・乾燥対策と共生菌の繁殖のために株周りと畝間に落ち葉と一緒に敷きました。 本来なら冬期間に施用したかったのですが、チップの製造待ちで今となってしまいました。
 

 

 ハイブッシュを主体に栽培している当園では、畑が粘土質のため植穴を掘っての植付けはしておりません。当初は、畑土壌の上にチップ畝を作り、植付け用土を畑土壌の上に盛った形としておりました。現在は、不織布ポットに苗木を植付け、チップ畝にポットのまま埋める方法にしています。(ポットの底面は畑土壌から5cm程度高くしています) チップ層を厚くすることにより水遣り頻度は軽減されます。

 

<ポット植えにおけるマルチの考え方>
 ポット植えにおいては、チップマルチを行わず発酵モミ殻を薄く敷くだけにしています。そのほうがコガネ幼虫の被害が少ないようです。正常な株では表面のモミ殻どうしが密着し用土に張り付いた状態となりますが、コガネ幼虫が入った場合はモミ殻と用土がふかふかに耕され、手で簡単に掘れるようになるので直ぐ判ります。農薬を使わず発見の都度手で駆除しておりますが、このやりかたでこれまでに枯死した株はありません。

 

 また、冬から春にかけてはポット周りのチップを「ツグミ」が掘り返します。はじめ四つ足動物による被害かと思うほど乱暴に掘り返します。警戒心が強いため詳しい観察はできませんでしたが、ポット周りのコガネ幼虫も捕食しているのだろうと期待もし、とりあえず「ツグミ」の好きにさせております。
 

 

 ↓あと3週間程度で成熟します「エチョータ」
 

 

 

 

■5月5日
 (最低気温9℃、最高気温19℃)
 ここ数日の好天によりブルーベリー達の開花が一気に進みました。
 ↓(左:エチョータ、右:スパルタン)

 

 ↓カーラズチョイス
 

 

 先日ニホンミツバチが入居しましたが、巣箱の設置場所に陽が射し過ぎるので「葦簀」による日除けを作成しました。夏季の暑さ対策として巣箱の改造を考えておりましたが、直射日光を遮断することが最善策と考えました。

 

 

 

■5月3日
 (最低気温9℃、最高気温17℃)
 ニホンミツバチが入居しました。
 4月中旬より裏山方面から自然群からの探索蜂が毎日出勤していたのですがようやく分蜂したようです。
 早朝よりいつもより多くの探索蜂が活発に飛び回っており「いよいよ来るな」と予感しながら外出しました。夜帰宅後に巣箱の中よりニホンミツバチ達の羽音と群の騒めきを確認。
 今回は巣箱を2箇所に設置しました。一つは重箱式、もう一つは重箱式の巣箱に巣枠を組み込んだ改造箱です。彼女たちが選んでくれたのは改造箱のほうでした。ならばもう一つの巣箱も巣枠式に改造して次の分蜂を待ち構えようと思います。そして何よりも「スムシ」「アカリンダニ」への対策を怠らないように丁寧に扱わなければと、自分に言い聞かせております。
 

 

 

 

■4月24日
 (最低気温10.6℃、最高気温16.4℃)
<蜜蜂> 
 ニホンミツバチの探索蜂は4月21日には10匹以上来るようになりました。納屋の脇と裏山の2箇所に設置しておりますが、ほぼ同時に探索蜂が活性化してきたので同一群からの訪問だと思います。そろそろ分蜂すると思うのですが・・

 

<サクランボ>
 ようやくサクランボの人工受粉(1回目)を行うことができました。紅秀峰は早々に満開となっていましたが受粉樹ナポレオンが遅れたので授粉作業が出来ませんでした。毎年の事ながらサクランボの出来は安定しなくて・・良く成る木と成らない木が出てしまうのです。開花のタイミングが安定しないということも未熟な証か・・・

 

<ブルーベリー>
 ↓いちばん開花進んでいるハンナズチョイスでも未だこの程度
 

 

 

 

■4月14日
 (最低気温4℃、最高気温13.5℃)
 まだ風は冷たいものの快晴で気持ちの良い一日でした。庭の桜もようやく開花となり、メジロたちが蜜を吸いにやってきました。
 

 

 ニホンミツバチの誘引のための巣箱を設置しました。ルアーをセットして2時間ほど経ったら早速探索バチの訪問。何度も巣箱に出入りしています。野生のニホンミツバチの存在が確認できたのでまずは一安心。暖かい日が数日続けばいよいよ分蜂が始まると思います。この巣箱を気に入ってくれれば良いのですが・・・・・

 

 

 

■4月11日
 (最低気温 0℃、最高気温6.6℃)
 昨夜から日中まで霙が降り続き、山も畑も真冬の景色に戻ってしまいました。いち早く開花した梅は重い霙を背負って苦しそうでしたが、開花前の桜やブルーベリーは未だ花芽を閉じたままじっと寒さに耐えて開花の時を待っているようでした。
今年はブルーベリーの開花やミツバチの分蜂も早まるとの情報もあって準備を急いでおりましたが、ここに来て足踏み状態となってしまいました。結局例年通りの時期となるのかな・・・
 ↓ハンナズチョイス(4月6日)、桜(品種不明 4月9日) 

 

 庭の片隅にある「ウグイスカグラ」が地味に咲いておりました。
 

 

 

 

■3月23日
 (最低気温-0.9℃、最高気温5.6℃)
 エチョータの一部が枯れているのを発見。よく観ると枯れた幹の下のほうに穴があり、シンクイムシ類の食害とわかりました。幼虫を捕殺するため幹を切ってみると幼虫は穴の上部側に潜んでいました。下部側は食害はあるものの、なんとか持ちこたえられそうだったのでトップジンMを塗布し養生しました。毎年1・2箇所の食害による枯死が発生しており、早期発見と捕殺により被害を最小限に止めるよう努めていますが抜本的な防除も考えてみたいと思います。害虫防除はBT剤のみで行っており、収穫後から秋口にかけての使い方も考えたいと思います。

 

 

 

■3月18日
 (最低気温1℃、最高気温10℃)
 暖かい日が続いております。朝晩の冷え込みもだいぶ緩くなってきました。こうなると畑まわりでは急速に春が進みます。ブルーベリーの花芽は例年より早く膨らんでいるようです。
 ↓左:パトリオット、右:エチョータ 

 

 梅の開花も始まりました。今年は梅の苗木2本、杏子の苗木2本を植え付けました。
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 竹林・雑木林の整備は今年の予定分を概ね完了。蜜源樹木の苗も植え付けを終了しました。また、畑の空きスペースには蜜源植物の白クローバー、ヘアリーベッチ、蕎麦、レンゲ等の種を適宜蒔いていく予定です。目指すのは蜜源となる花が山にも畑にも年間を通じて咲くイメージです。

 

 

■2月17日
 (最低気温-0.3℃、最高気温5.4℃)
 ほぼ毎日自宅脇の山に入り竹や雑木の伐採をしています。10年近く手を入れてなかったため足を踏み入れることも出来ない状態となってしまいました。伐採した竹や樹木を片付けながら前に進むわけですが、急斜面もあり還暦過ぎの体にはかなりきついです。
 ↓少し形が見えてきましたが先は長い・・・
 

 

 欅や山桜、椿、カエデ、ツゲなどが自生していますが、今回は蜜源となる苗木を植えてみるつもりです。蜜源植物を意識するようになってからは樹種が気になって伐木にも気を使います。自生した幼木を見つけると蜜源としてつかえるかどうかが気になります。樹種を見極めるまでとりあえず伐採せずに残してみます。
 ↓大きく育ったケヤキ
 

 

 

■2月12日
 (最低気温-3.9℃、最高気温2.4℃)
 先週「とうほく蘭展&ガーデンフェスタ(1/31〜2/4)」に行ってきました。出店していた庭木専門店の店先で「接木ダロウ」が目に留まり思わず立ち止まってしまいました。この品種は果実が柔らかいことや、雨による烈果が多いという理由でこれまで敬遠してきた品種です。取り立てて立派な苗木でもなく、売れ残った最後の1本ということでしたがつい買ってしまいました。
 このダロウという品種、「ブルーベリー大図鑑」によると、日本への導入当時(発表は1965年)その際立った大粒性から〔大粒のブルーベリー=ダロウ〕という誤った解釈が広まり、ダロウ以外の大粒品種においてもダロウという品種タグを付けて流通させてしまったようです。それは現在各地の園芸店で販売されている「ダロウ」においても、実際には「ブルーレイ」などの他品種である場合があるとのこと。厄介な品種ではありますがしっかり育ててみることにします。
 

 

 ↓とうほく蘭展&ガーデンフェスタ(夢メッセみやぎ)
 

 

 

■2月3日
 (最低気温2.4℃、最高気温8.7℃)
 ニホンミツバチの準備を進めています
 一昨年の秋から冬にかけてミツバチが大量に死にました。当初は死骸が巣門の外にありましたが死骸の数が増えるに連れ巣箱の底に溜まるようになり、春を待たずに全滅となりました。
 昨年は自宅工事の関係で自然群の誘引を行わなかったので、今期はしっかりと準備を整えて誘引したいと思っています。ネオニコチノイド系農薬によるミツバチの大量死が問題視されておりますが、当地でもヘリによる空中散布をはじめ農薬の散布は普通に行われております。そのような中でもできるだけの事をしてミツバチ逹を薬害から守ってあげたいと思うわけであります。
 これまでミツバチ逹の飛翔先を見ると春から初夏にかけては主に裏山に向いますが、夏から秋にかけては裏山だけでなく田畑方面など広範囲に蜜源を探し回っているようです。この時に農薬に被曝してしまう可能性が考えられるのですが、行動範囲の広いニホンミツバチを一定エリアに留めることは難しいのです。そこで当園の畑や周囲の雑木林など身近な場所に蜜源植物を少しでも多く確保できれば、農薬への接触をいくらかでも食い止めることができるのではと考えました。
 先ずもって屋敷の西側の雑木林。今は竹や雑木が生い茂っているので下刈りを開始しました。そこに蜜源樹木を植え付ける予定です。できるだけ年間の開花時期をリレーできるように品種を考えてみました。
現存する樹木は、サザンカ、寒椿、椿、梅、桜、山桜、藤など。今回準備した苗木は、ニセアカシア、ハクウンボク、トチノキ、エゴノキ、シナノキ、ビービーツリー。
 畑に現在栽培しているのはブルーベリー、サクランボ、梅、そしてカミさんが栽培する野菜類。今回は空きスペースにレンゲ、アブラナ、シロクローバー、ヘアリーベッチ、ニラ、エゴマなどを播種し、できるだけ蜜源を絶やさないようにする予定です。

 

 

■1月9日
 (最低気温-1.5℃、最高気温2.3℃)
 北西の風が吹きとても寒い一日でした。朝方に粉雪が舞い地面は薄っすらと雪化粧に・・・でも雪は直ぐ止み、あっという間に融けて無くなりました。畑が雪に埋もれていれば根域の温度・湿度が安定するのですが、今冬の石巻は雪がほとんど降っておりません。

 

 ブルーベリーの剪定作業を行いましたが、寒さに耐えきれず午前中で切り上げました。

 

 花桃の樹を訪れたジョウビタキ
 

 

 

■1月1日 
 新年あけましておめでとうございます。
  

 

 今年はブルーベリーの栽培品種をハイブッシュ系に特化し、当地の環境でも良好な生育ができる品種の中から酸味・風味のよい(私の好みにあった)ものに絞り込むことにしました。とは言っても・・品種によっては、味や風味がその年によって微妙に変わるので、樹と丁寧にコミュニケーションをとって育てていきたいと思っています。もちろん栽培方法は微生物の活動を主体に考えたもので、従来通り化学農薬を極力使わない微生物資材中心の有機栽培で行います。ブルーベリー以外の果樹としてはサクランボ、梅、アンズ、イチジクを育てていきます。

 

 氏神様のお参りを朝一番に行いました。
 お供えしたお餅は午前中に無くなってしまいました。今年も彼ら?との闘いが続くんでしょうね・・・
 

 

 皆様にとって良い年でありますように!
 本年もよろしくお願いいたします!