2012年の農園日誌
■12月31日
(最低気温-2℃、最高気温2℃)
2012年も無事過ごすことができました。今年一年お世話になった皆様、たいへんありがとうございました!
今年は、新たな導入品種も含め方向性が見えて来たような年でした。具体的には、ハイブッシュ系は早生種中心から中晩生種中心へ移行し、ラビットアイ系に対するイメージも良くなりました。特に、ラビットアイはバルドウィンやオンズローなど思った以上の好品質だったので、本当に気に入ってしまいました。ビッグセブンと言われるハイブッシュの有名品種(ブルークロップやブルーレイとか)に拘わり過ぎないほうが良いと思っております。
来年に向けての課題は病気対策。 品種や栽培環境の見直しでどう好転するか、最高のブルーベリーが出来るようにいろいろ試してみたいと思います。
それでは皆様良いお年を!
■12月24日
(最低気温-3℃、最高気温3℃)
昨晩降った雪が薄っすらと積もりました。日中の気温は上がりませんが天気が良くて穏やかな一日でした。
雪の積もったブルーベリー畑を見ると、剪定しなくっちゃ!と焦燥感に駆られます。 例年1月から2月にかけて行っている冬季剪定ですが、ちょっと早めに開始してみました。 1結果枝の花芽は2・3個に止め、間引き剪定と切り返し剪定を効果的に使い分けます。剪定作業は大好きな作業ではありますが、毎度のことながら、あれこれ考えて時間ばかり過ぎてしまいます。
ブルーベリーは幼木に結実させると確実に樹勢が低下します。3年生までの幼木なら花芽は全て摘み取ったほうが樹勢も維持できて生長が良いです。
■12月16日
(最低気温3.8℃、最高気温10.1℃)
気温は高かったのですが、強風が吹き荒れて体感温度は低かったです。
新梢の花芽は綺麗で可愛いですね。
(↓左:チャンドラー、右:スパルタン)
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裏のハウス脇にのスペースを片づけして、ブルーベリー畑にしようと思っています。昔木小屋だった場所のため土台用の大きな石が埋まっています。邪魔になるのでその石を掘り起こして片付けたいのですが、チェーンブロックを使った大仕事になるので、まぁ時間をみて少しづつやっていこうと思います。更に問題なのは水害対策です。畑が道路より低いため、雨が降ると道路沿いに山水が流れ畑に流入します。ハイブッシュでは無理だと思うので、来期にラビットアイでテスト栽培してみたいと思います。
衆院選の開票速報では自民党圧勝の様相。しっかりと日本の舵取りをして欲しいと思います。
■12月9日
(最低気温-2.2℃、最高気温-0.4℃)
7日(金)の地震は怖かったです。揺れた時間も長くて、後半に加速するような揺れ方は3.11の再来か!と思いながら身構えていました。そして津波警報発令、避難指示の防災無線とサイレンが鳴り響きとても緊張しました。
寒波到来、朝は辺り一面雪景色、日中も気温が上がらず寒い一日でした。
昨季に凍害を受けたコロンブスは新梢も出て復活しましたので、この冬を乗り切るためにマルチを特に厚くしてあげました。とはいっても、やはり心配です。ラビットアイ系ブルーベリーにとってはマイナス7℃あたりが凍害の分岐点になるような気がしています。というのもマイナス8℃の最低気温を記録した昨年、コロンブスの他にも柚子の樹が2本凍害で枯れました。柚子は幹の太さが5cmを超える程に成長した立派な樹でしたが地上部が完全に枯死してしまいました。 冬本番はこれからですが、NハイブッシュはもとよりSハイブッシュもこれまで凍害は受けていませんので、この冬も特に対策は行わず自然のまま休眠させてあげようと思っています。 最低気温だけは注視しながらですけどね・・・
(↓コロンブス)
■12月2日
(最低気温-2.5℃、最高気温3.9℃)
寒い日が続いています。本格的な冬に備えて準備をする時期であるはずなのに、一気に真冬に突入したみたいに寒いです。師走となり何かと忙しくなってきましたが、この寒さじゃ体も思うように動かなくて、どうしても朝のスタートが遅くなっちゃいます。
体調は完璧に回復!先週できなかったブルーベリー畑の防鳥ネットを撤去し、近所の犬・ネコ太の進入を防止するために側面に防鳥ネットの安いのを見つけて囲ってみました(1.8m×18mで198円)。とても見え辛くまるで「かすみ網」、薄暗くなると全く視認できず私自身が引っ掛かっちゃいます。そこで、上端に水糸を張って目印にしたところ視認性も良くていい感じになりました。
カミさんのリクエストで栽培していたヤーコンを収穫しました。早速夕食で美味しくいただきました。
☆ブルーベリーのお手入れ
例年この時期に畑のブルーベリーには硫黄系の酸度調整肥料「さなえさん」を施用していました。
自然の休憩所で購入していましたが現在は入荷待ちとなっておりました。その他の硫黄系肥料も入荷待ちのようです。 硫黄系肥料の施用目的は用土の酸度調整と、土壌カルシウムの固定化ですので、今年はとりあえず硫安を解いて潅水しておきましょうかね。チッソ成分が増えちゃうのが気になりますが休眠期の今ならそのまま流出するから影響は少ないかな? 地植えは植え穴の直径1mの範囲をピートモス・ココチップ・鹿沼土主体の用土を入れていますから根域の酸度調整は不要かもしれませんが、以前は石灰チッソを主体に使っていた畑ですからカルシウム成分はたっぷり存在しているような気がしています(畑自体のPHは6.5程度です)。
■11月24日
そろそろ防鳥ネットを撤去して、曲がった支柱も直さないといけないのですが、チップ満載のブルーベリー畑は近所の犬と我が家のネコ太のトイレにされちゃうので、ネットの撤去を躊躇しておりました。 防鳥ネットを撤去した後、脇だけ防獣ネットで囲ってみようと考えていたのですが、体調不良でダウン!この週末は何もできませんでした。
最近のネコ太はネットの隙間を見つけては進入し思う存分にマルチを剥いでくれます。
↓ネコ太現行犯!
■11月10日
大関ナーセリーさんから入荷したエチョータとブリジッタ、昨年購入し不織布ポットで育苗していたヤドキンとバルドウィンを定植しました。 ハイブッシュ(エチョータ・ブリジッタ)はここの環境でも病気が発生せず果実品質も良かったので追加定植することにしました。 ラビ(ヤドキン・バルドウィン)は風味豊かな味わいと美しい果実が気に入ったので定植することにしました。
■11月4日
昨日頂いたバナーネ苗を地植えしました。現在栽培中の日本イチジクは杯状仕立てでやっていますが、頂いたバナーネ苗は一文字仕立て用にしっかりと誘引されておりました。Dさんの指導に則り一文字仕立てにチャレンジしてみます。しっかり根付いてくれますように!
ブルーベリーの栽培方法見直し
粘土質土壌の当地でのNハイブッシュ栽培は、土壌適応性を把握したうえで地植え可能な品種を選択してきました。 しかしながら早生種においては果実の成熟期が梅雨時と重なるため病気が発生しやすい環境にさらされる事となります。特に空中湿度の高いここの環境では灰色カビ病や斑点病などの病気が発生しやすい品種(デューク・ブルークロップ・ブルーレイなど)は年を重ねる毎に果実品質が低下してるような状態です。これらの品種はポット植えによる雨よけ栽培でやるべきかなあと思っています。一方、梅雨明け後に成熟期を迎える中・晩生種は比較的病気の発生も少なく極端な果実品質の低下は見られなかったので、地植え適応性が高ければ十分やっていけるかなと思っています。 また、ラビットアイ品種は全体的に土壌適応性が高く、梅雨明け後に成熟期を迎える品種が多いので、当地での地植え可能な品種は多いと思います。特に最近のラビットアイ品種は大粒で美味しい品種が多くなっていますし、ほとんどの品種は当地での耐寒性も問題ないようですので、新しいラビットアイ品種には大いに注目したいと思っています。
■11月3日
仙台に隣接する富谷町からDさんにお越しいただきました。震災復興をブルーベリーを通じて精力的にお手伝いされている素晴らしいかたです。Sハイブッシュとラビットアイ、そしてフランス産イチジク「バナーネ」の苗木をいただきました。バナーネは最大果重320g、最高糖度23.4度のすごく美味しいイチジクとのことです。大切に育てたいと思います。
■10月28日
沖の畑(画像右側)です。周囲の水田一帯は津波の直撃を受けたのですが、この畑は冠水を免れました。 ここを新たなブルーベリー栽培地として準備を進めることにしました。 まずは土壌改良のためライ麦を播種し、空いてるスペースには残っていたナギナタガヤの種を蒔いてみました。 ここは水捌けがあまり良くないので南側にあるお宅の影になる部分(畑の1/4程度)は実行上使えないと思いますが、新たな栽培地ということで前向きに取り組んでみたいと思います。
■10月20日
CSポットの苗木を不織布ポットに植え替えました。
思いのほか成長が良くて置き場所が狭くなってしまったため、畑の空いてるところに移すことにしました。不織布ポットなら底面から水分補給ができるので水遣りの手間も省けます。ちなみにこのタイプは底面が遮根タイプなので根がポット外へ出ることはありあせん。
ブルーベリー畑の拡張を考えています。
沖の畑と言っている畑があります。その畑は有機物もほとんど入っていない粘土質土壌なので、特に作付けもせず、今年はライ麦とソルゴーを植えてすき込むだけにしました。来年も同じようにライ麦を植えてすきこもうと思っていたところです。 周囲が水田のため風通しは抜群です。冬季の北西の風や、台風などの暴風が直に当たる場所ですが、現在の畑より空中湿度が低く病気が出にくいのではないかと考えることができます。Nハイブッシュにとっては今の場所よりも良い環境かもしれません。試しに来春数本植えてみようかと思っています。会社勤めなので今以上の栽培拡大は難しいのですが、将来プランに向けて少しずつ準備を進めることにします。
■10月13日
ブルーベリー畑に針葉樹チップを投入しました。もっとはやくやりたかったのですが今頃になってしまいました。ブルーベリーに針葉樹チップでマルチをするとやがて根がチップに絡み付いてきます。つまり根が上に上がってくるんですね。猛暑が続いた夏にマルチをちょっとどけて見ると根が表面直下まで伸びて来てまして、雨が全く降らなかったのでマルチがカラカラに乾燥しちゃってます。当然のことながら絡み付いている根も乾燥した状態でしたので慌てて水遣りを続けたんです。大分根は痛んだだろうと思いますが、これでかなり回復できるだろうと思います。ブルーベリーはマルチを追加すると樹勢が強くなるので、毎年この時期に針葉樹マルチの追加がでできるよう確保しておく必要があります。
ここのところ急激に秋めいてきて朝方は10℃程度まで気温が下がります。ハウスのトマトは最後の収穫をし収束しました。
庭にヤマガラが遊びにきました。
■10月4日
仙台で一人暮らししている娘が作ったブルーベリータルトとクッキーです。
ティフブルーとブライトブルーの最後の果実で作ったものですが、会社帰りに立ち寄ってもらってきました。 美味です!このように美味しいのを作ってもらうとモチベーションも高まりますね、今以上に美味しいブルーベリーをいっぱい成らせますから待ってて頂戴。
■10月1日
超大型台風17号は、明け方には三陸沖に抜けましたが大きな被害はありませんでした。
防風ネットも少しは役立ったのかもしれません。ひと安心する間もなく台風19号・20号が発生したとのこと。
秋の植え付けの準備やらあれこれやりたい事がいっぱいあるので、台風はほどほどにして欲しいものです。
■9月29日
風もなく暑い日となりました。超大型の台風17号の直撃に備えて事前準備を急ぎました。
畑の樹は支柱に結わえ直し、防鳥ネットの破れた箇所を補修しました。
鉢植え置き場の周囲に防風ネットを設置しました。老朽化したビニールを撤去したハウスですが、防虫ネットの上から防風ネットで囲ってみました。どの程度暴風を遮れるものか今回の大型台風で試してみます。
カーラズチョイスの葉先の枯れを心配しておりました。病気によるものか水切れによるものか、枯れた部分を切除して様子を見ていました。2週間経過しても新たな葉枯れは見られないので、水切れによるものだと思っています。
(↓左:葉枯れの様子9/16、 右:現在の様子9/29 花芽も出来てきました)
ブルーチップは毎年この時期、葉にサビ病のような点々が現れます。苗木屋さんを変えても同じように現れます。これでも樹勢は強く、春には新梢もいっぱい出て、結実も良好なのでとりあえずこのままいきたいと思います。殺菌剤防除の時期なので来週天気を見て行う予定です。
自由なネコ太
■9月23日
公民館主催のパークゴルフ大会を控えております。
各地区役員さんたちの練習ラウンドをしようという事になって、朝からコースへ行ってきました。途中パラパラと小雨が降ってきましたが、しっかり4コース36ホールを回ることができました。結構本気モードになるもんですね、ゴルフでは経験できなかったアンダーパーで回れたコースもあったりして、本番へのモチベーションも高くなりました。
午後から本格的な雨降りのため農作業は無しです。
洗濯機が壊れたのでカミさんとケーズデンキへ、日立のBW-D9PVという縦型のタイプを購入しました。
■9月22日
猛暑が一段落し、急に涼しくなってきました。
周囲では稲刈りがピークです。昨年津波の被害で作付けできなかっただけに皆さん気合が入っています。
ティフブルー、パウダーブルーの収穫をほぼ終了しました。
摘果が不十分だったのと、追肥を行わなかったためだと思いますが、全体的に小粒になっちゃいました。ラビ系への愛情が足りなかったと猛省。
畑のブルーベリーに礼肥を施用。
■9月16日
連日30℃以上の日が続いております。
常時流れている山水もいよいよか細くなってきました。
ということは地中の水分も無くなっているということ、地植えの樹にも小まめに水遣りしないとだめみたいです。
エチョータは部分的に特定の茎だけ水切れで枯れてしまいました。管理不行き届きで猛省。
カーラズチョイスに気きなる症状が現れました。自然の休憩所で紹介されているボトリオス・ファエリア菌の症状とも似ています。また、この樹は果実成熟期にマミーベリーの発生を確認しているので、その病原菌によるものか、単なる水切れによるものか。
実は昨年、接木スパルタンにも同様の症状が出たのです。その部分だけ葉を落として様子を見てましたが、それ以上広がらずに今期は完全に回復したので、水切れと結論付けておりました。
(↓昨年のスパルタン)
今ラビットアイが美味しいです。今期は「バルドウィン」「オンズロー」「ヤドキン」「コロンバス」を導入してみましたが、その美味しさに驚いているところです。
Nハイブッシュに拘り多くの品種を試しておりますが、どうしても早生種の調子が良くないので、中生以降のを主体に入れ替えようかと思っておりました。そんな状況においてこれらラビットアイの味には驚きと感動を覚え、改めてラビに惚れ直しているところです。
(↓左:オンズロー、 右:ヤドキン)
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■9月10日
ホームページをリニューアルしました。
パソコンとHP作成ソフトを変えたので、この際リニューアルすることにしました。
まだ未完成ではありますが、ある程度できあがったのでアップします。
9/8〜9は毎年恒例の定禅寺ストリートジャズフェスティバルが開催されました。
今年も繰り出して堪能してまいりました。 若いミュージシャンも層が厚くなって素晴らしいです!
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■9月1日
ラビットアイが熟期を迎えています。
初収穫の「バルドウィン」「ヤドキン」が綺麗な実を付けています。味がとても良くてラビットアイに対するイメージが変わりました。
これらをラビのメインにしても良いかもしれません。
(↓左:ヤドキン、 右:バルドウィン )
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パピーは13歳になる老犬です。元気がなかったので高齢でボケちゃったかと思っていました。病院で診てもらったら腎臓が悪かったようです。お医者さんの薬で見違えるように回復してきました。
■8月11日
鉢植えは毎朝出勤前に水遣りをするのですが、畑の地植えや不織布ポットには週末しか水遣りができないので、水不足による高温障害でしょうか、熟期後半の果実にしわしわが目立ちます。
しわしわでも美味しい実もあれば、酸っぱいまましわしわになっちゃったのもあり、全体的に品質が低下してしまいました。猛暑続きのこの時期は、地植えも含め水遣りに気を配らないと駄目ですね。
トマトは調子が良いです。
大玉は尻腐れもなく、見た目はとても良い出来だと思います。
味のほうは・・・まだまだ理想の味には程遠い感じです。
まだまだ勉強と試行錯誤は続きそうです。
(↓左:サターン、右:ミニトマト千果)
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■7月29日
暑い日が続いております。この炎天下での作業はとても厳しいのですが、ブルーベリーの収穫・落果の除去、草刈りそしてチップマルチの追加まで済ませることができました。
梅雨の影響で本来の味を出せない早生種と比べると、中生品種は梅雨明け後の収穫となり、味も良い感じです。中生〜中晩生種を中心にしたほうが良いかもしれません。
トマトを栽培しているハウスの空気循環用に充電式のサーキュレータを導入してみました。
AC100Vで充電するとLOWで8時間、ソーラー発電で充電しなが使用してみていますが、朝から夕方までは動き続けるようです。
ハウスの上側面に換気口を作りましたので、下から斜めに換気口に向け送風してみます。少しは空気循環が良くなるでしょうかね・・・
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■7月22日
7月に入ってから収穫のタイミングが毎回雨の直後となっちゃって、味が抜けてしまったり(この辺りでは「知らない人にあったような味」と表現したりしますけど・・)、酸っぱいだけの実だったりと良くない状況が続いてます。
3日ぐらい晴れた日が続くと味も良い方向に戻るようです。出勤前の早朝、ちょっとだけ摘んで食べてみると、これが美味しかったりするわけです。会社勤めの身では週末しか収穫することができないので、特に早生種グループは、本来の味を発揮できずに収穫されてしまうケースが多いようです。
カーラズチョイスは美味しいです。これが定着すればスパルタンに拘る必要は無いかなぁと思って期待しておりましたが、ここにきて病気が発生してしまいました。モニリア病(マミーベリー)の症状でしょうか・・ずいぶん出ています。カーラズチョイスに集中して発生しています。
梅雨時の過湿に弱いか・・・予防に気を配る必要がありそうです。
当地の課題は土壌(重粘土質)だけでなく、太平洋側の梅雨時の過湿といった気候の問題も大きな課題のようです。横田先生ご指摘のとおりですね・・
いよいよトマトも収穫できるところまできました。
米寿とミニトマトの千果です。
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■7月8日
金曜の夜から昨日にかけてずーと雨、パトリオットは裂果が進んでいました。大雨・洪水警報も発令され、昨年の大量落果の悪夢が甦ります。
完熟には少し早いのですが、仕方ないので、小降りになった隙を見て少し収穫してみました。幸いその後は大雨にならず霧雨程度でした。
今日はは早朝より大津波を想定した非難訓練です。7時過ぎにサイレン、地域の皆と高台へ非難、身が引き締まります。
新たに導入したハナンズチョイス、カーラズチョイスは私好みの良い味です。はじめて食べた時は正直感動しました。エチョータとミーダも順調です。これらが安定して収穫できるのであれば、スパルタンに拘る必要もないなぁと思っております。
(↓左:エチョータ、 右:ハナンズチョイス)
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ボイセンベリーが色付いてきました。
こちらは樹勢が強すぎて、もはや枝の整理も出来ない状態になっちゃいました。昨年ブルーベリーを大量に食害したマメコガネが、今年はボイセンベリーに一杯付いています。見つければ捕殺するのですが、バンカープランツの役割を担っていたんですねぇ。そのせいか、今年のブルーベリーの質はかなり良い状態です。
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■6月24日
台風4号の直撃は最大瞬間風速32m/sの凄まじさでした。ブルーベリーの被害は枝を折られたり落果の被害は出ましたが、大きなダメージはありませんでした。
早生種のブルーベリーが色付いてきたので、支柱の整備をし防鳥ネットを張りました。このネットはチップをひっかき回してトイレにしちゃうネコ太と、トイレをしに来る近所の飼い犬の侵入防御も兼ねております。
今年は念入りに摘果を行ったので玉揃いは良いみたいです。
(↓左:ウェイマウス 右:デューク)
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トマトの果実が肥大してきました。
今期初めて植えたサターン・米寿とも実の成りは良いみたいです。
(↓左:サターン 右:米寿)
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興味を持ったエアルームトマトを試しに3種類ほど蒔いてみました。
ほどよく苗も育ったのでハウスへ定植しました。これでハウスへの定植は全て終了です。
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スズメバチの活動が遅れていたのかトラップを仕掛けて2週間程は反応が無かったのですが
週末から急に入りだしました。今の時期は未だ大人しいのですけどね、やはり怖いヤツですから。
■6月10日
昨日からの雨が朝方まで降り続き、霧雨が午後まで続きました。東北南部まで梅雨入りしたそうですが、いよいよ一年の中で最も嫌な季節の到来です。昨年は過湿に対する病気対策が不十分だったためか灰色カビ病と斑点病が多く発生しましたので、今年は徹底して過湿対策をします。といっても草を刈るだけなんですけどね。
コンパニオンプランツとして植えているペパーミント、スペアミント。バンカープランツとして植えている赤クローバ、白クローバ、ヘアリーベッチ&雑草。 畑の通気性を確保するため、これらをこまめに刈ることにしました。
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昨日からの雨と午後の風で果実の付いた枝が2本折れてしまいましたが結実は良好です。
(↓左:ブルーチップ、 右:デューク)
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ハウスの周りに不気味な穴がいっぱい! モグラの穴? でも穴は途中まで掘って止まっています。そのため地面の連続した盛り上がりがないのです。ミミズでも探しているんでしょうかね。一面に掘った跡があるので、見えない何かに攻撃されているようで怖いです。
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サクランボ
ナポレオンと佐藤錦は結実しませんでした。紅秀峰が少しだけ結実したのですが、いつの間にか鳥に食されておりまして、残っていた3個の貴重な果実にネットをかけて守り、本日無事カミさんと娘のお口に入りました。来年は早期からネットを準備したいと思います。
■5月27日
今年の厳しい寒さで枯れてしまったと諦めていた柚子の樹ですが、小さいほうの樹から新芽が出てきました。抜かないで放っておいて良かったです。寒さに強いといわれる柚子ですが、今年は最低気温が氷点下8℃以下の日が複数ありましたので、このあたりが柚子の限界温度なのかもしれません。復活したこの柚子の樹は大切に育ててあげたいと思います。もう一本の大きい樹は完全に枯れちゃったようです。
ハイブッシュ系の結実は良いみたいです。昨年と違って樹の調子も良いみたいです。
(↓左:チャンドラー 右:デューク)
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■5月20日
キンリョウヘンの花を観るのは初めてですが綺麗な模様の可愛らしい花です。これで分蜂群を誘引できれば良いのですが、花3つではねぇ・・・まぁ気長にいきましょう。
ブルーベリーはハイブッシュ系の受粉は7割程度進んでいます。早々に受粉後の花弁の残骸や、果実周りのくもの巣やハマキ蛾の幼虫などを取り除きます。湿度の高い当地ではこれらの除去を怠ると、灰色カビ病等の病気が発生しやすくなります。ラビットアイは今が満開です。こちらは結実後できるだけ早く防除しないと幼果に害虫が入ります。ミツバチに影響が無いBT剤で防除します。
■5月13日
トマト苗の定植を行いました。ミニトマトはいつもの「千果」、大玉は初めての「米寿」と「サターン」です。他にフルティカ(中球)も植える予定ですが、未だ育苗中なの第2段階の定植になります。自然の休憩所ベリー公さんはエアルーム種を育てているとのこと。トマト大好き人間の私としては気に
なりますねぇ、エアルーム種・・・・・。エアルームトマトもブルーベリーと同じように多くの品種が存在するようですからねぇ・・僕も挑戦してみようかな。 はまっちゃいそうです。
ブルーベリーにはクロマルハナバチがいっぱい訪れています。日本ミツバチも数匹訪れていました。この調子だと受粉は良好に進むと思います。アシナガバチが巣を作っています。こいつは挿されると痛いので巣作りは別の場所にお願いしたいです。
(↓左:クロマルハナバチ 右:○○アシナガバチ)
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■5月6日
連休後半は家族サービス中心で考えておりましたが大荒れの天候のため、予定していた仙台湾クルーズも中止になってしまうなど思うようにはいきませんでした。3日の豪雨で北上川の水位が上がり洪水警報発令。4日夕方から5日にかけ一部の地区には非難勧告が出されました。増水した川は威圧感があり何度見ても怖いです。
今日は連休最終日なので農作業の残りを一気にやろうと朝から気合いを入れて進めました。ブルーベリー、ブラックベリーの周りの草刈り、ハウスの野菜苗の手入れ、ポット植えイチゴの手入れ、昨年挿し木したポット苗を整理し終わる頃に雷雨が強くなったので作業は中止。あとは来週に持ち越しです。
ブルーベリーの開花が本格的に進んできました。
(↓左:ハナンズチョイス 右:アーリーブルー)
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■4月29日(昭和の日)
昨日から3連休中です。好天が続くようなので予定を全て実行できそうです。
庭の桜が満開です。花桃はあと1週間で満開といったことろでしょうか。
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気温も高くなりヤマガラとシジュウカラがやってきました。
遠くでメジロの鳴き声も聞こえます。
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キンリョウヘンの花芽が開いてきました。3株のうちの1株が3年目でようやく開花にこぎつけました。
ミツバチの分蜂と開花がマッチできれば良いのですが、もう一つ小さな花芽も付いているのでちょっと期待しちゃいます。
3月に播種したトマト苗は少しずつ成長してきました。もう少しの間苗を成長させてからハウスに定植します。
知人に、イタリアントマト苗が欲しいと言われ、昨年栽培したイタリアントマトの種が残っていたので、蒔いてみたら見事に発芽しました。
開花が遅れていたブルーベリーですが、ガルフコーストとウェイマウスが開花してきました。
訪花昆虫が少ないので受粉が心配です。
(↓左:ガルフコースト、右:ウェイマウス)
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受粉の心配といえばサクランボも同様です。基本的に他花受粉なので、訪花昆虫が来なければ結実は無理です。まぁ樹も幼いのでまだ結実させないほうが良いのですけど、ちょっとだけ成らせたいと思います。
(↓左:佐藤錦、右:ナポレオン)
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■4月15日
朝から稲作農家のトラクターの音が響きわたっています。 昨年は津波の直撃を受け作付けが出来なかっただけに、皆さん気合いが入っているようです。
ホームセンタではトマトの苗も売り出され、お客さんで賑わっていました。いよいよ春本番といった感じです。
本日の作業
カボチャ播種、トマトの追加播種、ブルーベリー苗と畑の整理、納屋の修理など
のんびり気持ちよくできました。
梅の花がようやく咲きだし、暖地サクランボも同時開花となりました。
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ブルーベリーの開花はもう少し先のようです。
(↓左:ブルーチップ、 右:ハナンズチョイス)
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■4月8日
今朝も氷点下、畑の表土も凍みていました。
天気は良いのですが北西の冷たい風のため気温は8℃までしか上昇しませんでした。でもまあ昨日よりは天気が良いので、いろいろ作業を進めることができました。
ブルーベリーの定植
今年5年生になるカーラズチョイスと、4年生になるブリジッタを畑に地植えしてみます。粘土質の畑なので、根域の土壌をピートモス主体の用土に入れ替えて植え付けました。ブリジッタは土壌適応性が強いのでこれでいけそうですが、カーラズチョイスはどうなるか・・
此処では土壌適応性と、多湿での対病性の両面が強くないと駄目みたいです。
(↓左:カーラズチョイス、 右:ブリジッタ)
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木々の花芽はまだ閉じたままです。
明日から暖かくなるようですが、ブルーベリーも、梅も、桜も一気に咲き誇るんでしょうかね。
(↓左:パトリオット、 右:庭の梅)
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ジャガイモの植え付け
今年は花標津という品種を加えてみました。病気に強い晩生種です。
低温貯蔵で甘味が増すとのことです。他にはメイクイーン、ベニアカリを植えつけています。
最近のパピーは散歩も長時間は厳しい様子。久々にお姉ちゃんが帰宅して会えたのですが忘れちゃった?
様子を伺うネコ太
■4月1日
薄らと雪景色、最低気温は氷点下です。・・・4月なのに梅の開花も未だです。
ブルーベリーに関しては、新芽の展開もまだなので10日以上遅れているような気がします。
↓室内のチッペワ、新芽がようやく展開しだしたところ
ハウスのトマト
今年の大玉トマトは本来の香りを求め「大型福寿」「サターン」を、中型とミニは甘さ重視で
昨年同様「フルティカ」と「千果」を播種しています。
サターンとフルティカが発芽しだしました。
ジャガイモ畑の準備
取りあえず畝立てをして、種芋は来週あたり植えようと思っています。
今年のジャガイモはヘアリーベッチとの混植にして無肥料でやってみます。
長年勤めた会社を退き、関連会社に再就職することになりました。
そんな年になったんですね〜・・・でも、子供が成人するまで頑張らなくっちゃね!
■3月22日
第84回選抜高校野球大会2日目、石巻工業高校の試合でした。
4回に5点を上げ逆転する場面や、6回以降を0点に抑えるなど粘り強い試合を見せてくれました。
開会式での阿部主将の立派な選手宣誓と、九州最強チームを相手に全力を出し切った石工球児
達の姿は、石巻市民や全国の皆さんに勇気と感動をプレゼントしてくれたと思います。
■3月20日
ハウスを建てた裏の畑は土地が低く、雨水の流入により過湿気味なのが難点。
ハウスの両脇に水路を設けました。 大きな岩がゴロゴロ出てきました。
粘土質の上に川砂を敷き詰めてしまった使えない畑ですが、不耕起の自然農に切り替えていこう
と思っています。
■3月11日
東日本大震災から1年です。
14時46分、サイレンが鳴り響き、家族全員で黙祷を捧げました。
TVでは特別番組が組まれ、改めて大災害の悲惨さを思い知らされます。
風邪が冷たく気温も上がらないのですが、確実に春は近づいているんですね。
庭で福寿草の花を見つけました。モチベーションが上がります。梅の蕾も膨らんできましたが
開花はもう少し先のようです。
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畑のブルーベリーに元肥を施用する予定でしたがマルチが凍っているため作業ができません
でした。地温は思っている程上がっていないと改めて認識し、新たな地植えや施肥作業は全て来週に
延期することにしました。
トマトの播種をしました。今年は「米寿」「サターン」といった昔の味のものを選び、中玉は「フルティカ」
ミニトマトは「千果」でやってみます。
自然農法に興味がありマメ科の草生などを取り入れてきたのですが、今期はイネ科も追加導入し土壌
改良を試みたいと思います。
雨よけハウスのSハイブッシュ「ガルフコースト」です。
ブルーベリーの中では最も花芽が進んでいるようですが、それでもこの程度です。
■3月4日
快晴ですが風の冷たい一日でした。
庭にメジロが来ました。今年初のお目見えです。
つがい2組の来訪でしたが癒されます。
畑には未だ雪が残ってます。最低気温も今週からはプラスに転じるようなので、週末から
ブルーベリーの元肥施用など本格的に進めようかなと思ってます。
■3月3日
随分と間が空いてしまいました。
昨夜から湿った雪が降りまして雪景色となりました。
ジョウビタキが庭に現れました。毎年この時期はメジロやコガラ、ヤマガラ、シジュウカラなどの野鳥達
がいっぱいい訪れるのですが今年は見かけません。
津波で周辺一帯の稲作が出来なかったからかスズメの姿も見かけません。
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半樹高ハイブッシュのチッペワが仲間入りしました。
花芽を全て摘み取り、地植えする予定です。耐寒性・耐暑性・土壌適応性に優れる品種だと
思うので導入してみることにしました。
ネコ太、お気に入りの場所
■2月5日
全国的に豪雪のニュースが報じられていますが、ここ石巻でも10cm以上の降雪でした。
連日氷点下8℃前後の寒さが続いているんですが、これだけの雪があると地温も保たれるので
特にラビットアイには恵みの雪だと思います。
鉢植えにしている品種が3〜4年生と育ってきたので地植えにしようと思いますが品種が定まりません。
鉢植えが良いのか、地植えで行けるのか・・・植えつける場所が狭いので悩みます。
■1月29日
大寒波来襲のため平均気温が氷点下の日が続いています。
剪定作業をほぼ終了しました。
が、デューク等数種類の樹が病気に感染しているようです。
デュークは以前葉に斑点病の症状が出ていたのですが、今回枝にブルーベリー赤色輪点病の
ような変な紋様を確認しました。昨年、果実の落果が著しかったり、樹勢がちょっと下がり気味の
デュークですので心配です。今後の新梢や葉の様子を注視して病気を特定する必要があります。
赤色輪点病であれば除去することにします。
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石巻工業高校の甲子園出場が決まりました。
思う存分力を出し切って欲しいですね、大漁旗持って街をあげて応援しなくちゃね!
■1月8日
長女が成人式でドタバタしていましたが・・
剪定作業を開始しました。
樹勢が弱っていることもあり摘蕾を強めに、結果枝に残す花芽は2〜3個を基本にします。
今回は、植物ホルモンの働きを意識した剪定を心がけようと思っています。特に切り上げ剪定に
よる新梢の発生がどう効果がでるかが楽しみでもあります。
ただ、何種類かの樹がウィルス感染しているような気が・・・来週しっかり調べてみます。
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■初詣
初詣は北上町の釣石神社へ行ってきました。
巨岩が絶対に落ちないということで受験生に人気の神社です。
津波で神社の鳥居や社務所、周辺の住宅など全てが流されてしまいましたが、巨岩はビクとも
せず鎮座、圧倒的なパワーを感じます。
末娘が来年受験なので願をかけようと連れて行きました。
娘「ここは学問というより縁結びの神様なんだってよ」、私「絶対に落ちない運も大切じゃない」、
娘納得。
■1月1日
明けましておめでとうございます。
今年は復興に向けたスタートの年、希望を持ってポジティブに進みたいと思います。
朝、籠峯山に登ってみました。被災した市街地、その先には太平洋、この景色は子供の頃
初めて遠足で来た時と何も変わっていません。素晴らしい私の故郷の景色です。
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大晦日
紅白歌合戦では長渕剛さんや福島出身の西田敏行さん・猪苗代湖ズ(I love you & I need you
ふくしま)など音楽の持つ力って凄いなーと感動しました。そしてTBSでは安藤美姫が復活し「レク
イエム」を、こりゃまた素晴らしい演技でした。2012年に向けた活力みたいなものをミュージシャン
とアスリートにいただけたような気がします。
今年のブルーベリー栽培は
・畑の風通しを良く
・施肥過多に注意し
・摘蕾、摘果をしっかり行い成らせ過ぎに注意し
・ナギナタガヤの導入(クローバ類、ミント類との住み分け)を考える
今年も宜しくお願いします。