ブルーベリー関連書籍
パピー・夢農園で参考にさせて頂いた書籍をご紹介します。
ブルーベリー栽培にあたっては、技術開発や研究が進んでいますので、特に初めて栽培される方は最新の書籍を参考にされたほうが良いと思います。
☆基礎からわかるブルーベリー栽培
(玉田孝人 著) 2014年10月発行
ブルーベリー栽培の基礎を最新情報を織り交ぜて学べる参考書です。 最近のブルーベリー園の栽培例や、根域の土壌状態などカラー写真を織り交ぜて解説されており理解しやすい内容です。
内容が刷新されておりこれから栽培をスタートする方にお勧め。
☆ブルーベリーをつくりこなす
(江澤貞雄 著) 2014年10月発行
日本ブルーベリー協会副会長、エザワフルーツランド代表である江澤氏の著書。 山林を切り開きブルーベリー園を開拓、成功に導いた氏の熱意と、ど根性栽培など氏独自の考察・実践による栽培ノウハウがたいへん参考になります。 ブルーベリー栽培を進める中で直面する問題解決のヒントが込められているような気がします。
☆育てて楽しむブルーベリー12か月
(玉田孝人・福田俊 著) 2007年4月発行
1月から12月まで各月毎の栽培管理が解説されています。 サラリーマン栽培家にとっては月毎の作業計画を立てやすいと思います。カラーページでとても読みやすい内容です。
☆ブルーベリーの作業便利帳
(石川駿二・小池洋男 著) 2006年2月発行
私がブルーベリー栽培を始めた当初購入した参考書です。 栽培方法の根拠なども論理的に解説されており、この本をベースに栽培をスタートしました。手ごろな値段ですが豊富な内容で初心者にも解りやすく解説されています。
☆ブルーベリー生産の基礎
(玉田孝人 著) 2008年8月発行
栽培ブルーベリーの誕生から栽培技術、果実の品質や機能性に関する内容など、諸論文をとりまとめた専門的な内容が多くなっています。
☆ブルーベリー大図鑑―品種読本
(渡辺順司 著) 2006年2月発行
一般的に流通しているほとんどの品種を網羅しています。品種同定のポイントや品種の系統・特性など極めて詳細に解説されていますので、ブルーベリー愛好家にとっては必須の参考書といえます。しかし、残念ながら書店での入手は困難かと思います。ネットでは中古が高値で取引されているような状況です。以前は著者のHPで全ページを公開されておりましたが現在は閉鎖されているようです。
☆ブルーベリー畑から
(岩田康子 著) 1998年7月発行
琵琶湖を望む地でブルーベリー農園・レストラン「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」を経営する岩田康子さんの著書です。ブルーベリーを愛でる喜びとブルーベリーが織り成す素晴らしい料理の数々、岩田氏のセンスの良さと相まって存在感のある一冊です。
その他の農業関連書籍
ブルーベリー専門書以外の参考図書を紹介します。
☆せん定を科学する
―樹形と枝づくりの原理と実際
(菊池卓郎 著) 2005年3月発行
リンゴ栽培において感と経験が物を言う「剪定」を科学的に解明し、伝達可能な技術として解説することを目的に、一方では「リンゴの気持ち」を本来持つ野生の性質に遡って理解することにより、こう切ればどう反応するかを見極めることができるといった内容。リンゴのみならず、他の果樹の剪定にも役立つ内容です。もちろんブルーベリーにも応用できる内容です。
☆図解 土壌の基礎知識
(藤原俊六郎 著) 2013年2月発行
有機栽培や無農薬栽培を実践するうえで微生物の扱いを無視することはできません。農業現場での微生物利用にあたっては最新の情報を取り入れて進めたいわけですが、本書はこれまで解明されている最新情報を取り込んであり、図解の多用も含め畑でのイメージをしやすい内容となっています。 また、無機物である土と生命の宿る土壌とを区別して解説するなど、とても良く出来た参考書だと思います。
☆すごい畑のすごい土
無農薬・無肥料・自然栽培の生態学
(杉山修一 著) 2013年5月発行
弘前大学農学部教授の杉山氏が、木村秋則氏のりんご園へ通いつめ研究した無農薬・無肥料のメカニズムを解説しています。微生物と植物のコミュニケーションや、エンドファイトによる植物が備えた自然免疫など非常に興味深い内容です。
☆緑肥を使いこなす
上手な選び方・使い方
(橋爪健 著) 2007年9月
各種の緑肥を適正に活用するための指南書です。土壌病害抑制やセンチュウ対策に効果的な緑肥の適用など、作物別に詳しく解説しています。
☆農家が教える 微生物パワー
とことん活用読本
(農文協) 20213年6月
納豆菌・乳酸菌・酵母菌・光合成菌など身近に存在する発酵菌の農業利用の実例を紹介。 開発されている微生物農薬の紹介なども含め最新の微生物情報を取り入れたい方には良い内容だと思います。